取り組み007

baio.gifBDF(バイオフューエル)の利活用

【背景・概要】

循環型エネルギー

 地球温暖化防止のため策定された京都議定書では、生物由来となる燃料については二酸化炭素の排出量が計上されないこととなっています。

 すなわち、化石燃料を燃焼させることは、それに含まれる炭素を二酸化炭素として大気中に新たに追加させることになりますが、バイオディーゼルは原料となる生物が成長過程で光合成により大気中の二酸化炭素を吸収していることから、その生物から作られる燃料を燃焼させても元来大気内に存在した以上の二酸化炭素を発生させることはない(カーボンニュートラル)という考え方です。

 これによれば、バイオディーゼル燃料は太陽光や風力などと同じく、循環型エネルギーに位置づけられるます。

 日本においては、このバイオディーゼル燃料についての規格が存在していませんでした。 しかし、近年これを一般自動車用の燃料として使用する動きがあることから、経済産業省の審議会である総合資源エネルギー調査会において、欧州規格を参考としつつ規格化が検討され、平成19年に揮発油等の品質の確保等に関する法律施行規則が改正されました。

 今まで、バイオディーゼル普及のネックとなっていたのは価格のようです。数年前、バイオディーゼルは石油系ディーゼル燃料と比較して2倍から3倍も高かったが、現在、バイオディーゼルを製造している企業数が増えているため、価格は急激に通常のディーゼル燃料に近づいているとのことです。

これらの状況のもと、日本各地において市民・事業者・行政の協働により利活用にむけての様々な取り組みが始まっています。

参考

バイオマス燃料の現状と将来
産業総合研究所ホームページ

【平成19年9月議会にて質問】

 以下、議会での質問です。

 続きまして、バイオマスの利活用について質問をさせていただきます。
地球温暖化防止・循環型社会の形成にむけて、非石油型の再生可能な有機性資源であるバイオマスの利活用が注目をあびています。

 そこでまず、バイオ・ディーゼル・フューエル、通称BDFについてお伺いします。BDFは植物油や廃食用油などをもとにして生成されるディーゼルエンジン用の代替燃料であります。本年、国のBDF燃料に関する法整備がなされたことなどから、日本各地において市民・事業者・行政の協働により利活用にむけての様々な取り組みが始まっています。

 環境先進都市である池田市としましても今後積極的に取り組むべきだと考えますが、ご意見をお伺いいたします。

 次に、バイオマスについてお伺いします。
 本格的なバイオマス事業実施の為には原料確保が一番重要となることから、新エネルギービジョンにおいては、その課題となる材料確保についても一定の調査研究の結果を記載して頂けるものと期待しているところです。そこで、現状のバイオマスの取り組みについてお伺い致します。試行的な取り組みとして池田炭や、さくら幼稚園のペレットストーブなどがありますが、今日までの取り組みの成果についてお伺い致します。

【再質問】

 先ほど、BDFも前向きに検討されていくと、そのようなご答弁いただいたわけでございますが、そのBDFに関しましても、まだまだこれからのエネルギーであるということで、その原料に関しても、まだまだ確定もしていないと。

 例えば、菜の花の栽培から取り組む方法、また先ほどご答弁ありましたように廃食用油を回収する方法、そのほかにも建設廃木材の利用等、さらには海外で製造されたBDFを輸入する方法等、多々あるというふうに伺っております。

 そういった各エネルギーの原料の取得方法についても検討していただけないか、質問させていただきます。

【答弁】

 以下、上記質問に対する市民生活部長の答弁です。

 多田議員さんのご質問にご答弁申し上げます。
 バイオ・ディーゼル・フューエル、いわゆるBDFエネルギーの活用についてでございますが、BDFエネルギーにつきましては、天ぷら油の回収など市民参加型の新エネルギー、またリサイクルエネルギーとして、現在策定中の地域新エネルギービジョンにおきまして、検討課題の一つとして位置づけております。その中で、池田市での利用可能量等の把握をいたしますとともに、活用のあり方について検討を進めてまいりたいと考えております。

 また、その他のバイオマス資源でございますが、剪定枝等の木質バイオマス、それから下水処理場の汚泥等の利用が挙げられますが、BDFと同様に、ビジョン策定調査の中で、その利用可能性についての検討を行ってまいりたいと思っております。

 現状についてでございますが、ご指摘のように、さくら幼稚園の方にペレットストーブを導入しておりますが、やや暖房効果が得にくいといったような課題がありますので、このバイオマスエネルギーにつきましては、利用目的、利用対象、利用方法等について、十分な検証の上に導入していくことが必要かなというふうに思っております。

【再質問に対して】

 BDFの原料の取得ということなんですが、現在、池田市内でも、食用廃油を集めておられる方がおられます。これは菜の花プロジェクトの方に持っていっているようですが、そういったように、先ほど申し上げましたが、新エネルギービジョンの中で、池田市にBDFなるものの利用可能量がどれぐらいあるかということからまず調査をしていく必要があるかなというふうに思っております。

 ご指摘のように、建設用の廃木材、これもバイオディーゼルになります。これはもう大阪府の方でE3プロジェクトで検討されてますので、その推移の方を見守っていきたいなというふうに思っております。