取り組み015

総合落札方式.gif総合落札方式の導入

【背景・概要】

総合的に評価する落札方式

  「総合評価落札方式」は、従来の価格のみによる自動落札方式とは異なり、「価格」と「価格以外の要素」、例えば、初期性能の維持、施工時の安全性や環境への影響など、を総合的に評価する落札方式であり、具体的には入札者が示す価格と技術提案の内容を総合的に評価し、落札者を決定する落札方式です。

 昨年12月、福島、和歌山両県で知事が逮捕される談合事件が相次いだことを受け、公明党の推進により国や地方自治体で「総合評価落札方式」の導入を目指す動きが強まりました。しかし、国土交通省によると、2006年度の導入状況は都道府県が100%、政令市が67%なのに対し、市町村はわずか2%にとどまっています。

 都道府県に比べて市町村での導入が遅れている理由は、まず、参加事業者を評価する体制が整っていないこと。さらに、導入に必要な技術者の派遣や事務経費など、費用がかかるため、市町村が二の足を踏んでいることによります。

 国土交通省は、市町村向けにマニュアルを策定したり、制度に詳しい技術者を派遣する支援制度を実施するなど、これまでは人材面での支援が中心だったことから、今年度は地方自治体の財政難を考慮して財政面で支援をしていくことにしました。

 今年度実施する財政面での支援制度の内容は、
①「総合評価落札方式」を導入する市町村に都道府県と地方整備局が技術者を派遣する際、都道府県が支払う旅費や日当などを国土交通省が負担する。
②また、市町村が総合評価方式に関する規定や関連資料を外部発注する場合は、その経費を補助。
③さらに、総合評価方式の長所や実務を分かりやすく解説した市町村向けのDVDを作成し、配布。

参考

公共工事発注にあたっての総合評価落札方式活用ガイド
(国土交通省国土技術政策総合研究所)

【平成19年12月議会にて質問】

 以下、議会での質問です。

 最後に総合評価落札方式の導入についてお尋ねします。

 「総合評価落札方式」は、従来の価格のみによる自動落札方式とは異なり、「価格」と「価格以外の要素」、例えば、初期性能の維持、施工時の安全性や環境への影響などを総合的に評価する落札方式です。

 例えば環境に関して言えば、入札金額が一番安くても二酸化炭素の削減を考えない業者であれば落札できないといった仕組みであり、環境先進都市・池田市として導入を検討してはどうかと考えます。

 国土交通省によると、2006年度の導入状況は都道府県が100%、政令市が67%なのに対し、市町村はわずか2%とのことです。その原因として参加事業者を評価する体制が整っていないこと、さらに導入に必要な技術者の派遣や事務経費など、費用がかかることが考えられます。

 そこで国交省は、市町村向けにマニュアルを策定したり、制度に詳しい技術者を派遣するなどの支援制度を実施しており、更に今年度からは財政面での支援も行うとのことです。

 今年10月から公募が始まっているということで、池田市においてもこの「総合評価落札方式」を積極的に採用されてはと考えますが、御所見をお聞きします。

【答弁】

(総務部長) 総合評価落札方式についてご答弁いたします。
 ご質問の中でもございましたが、総合評価落札方式は、技術提案と、それから価格、これを総合的に評価して落札者を決定するものでございまして、技術面での競争を促進するものでございます。ただ、この総合評価方式でございますが、今までは手続開始から契約までに時間を要すること、あるいは手続に伴う事務量の増大、それから客観的評価方法をどうして決めるのかといったようなさまざまな問題がございました。ただ、最近になりまして、ご質問の中でもございましたが、マニュアルの作成、あるいは支援業務技術者の認定と、こういったことで市町村の方でも導入しやすい環境が整えられてまいりました。
 したがいまして、この総合評価方式でございますが、品質の保持とかあるいは不正の防止、こういったことに効果がございますので、導入につきまして、契約全体の見直しを今現在しておりますが、この中で導入につきまして検討していきたいと、こういうふうに考えております。以上でございます。